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3 クラス編成  



火曜日の朝、ホールにクラス編成が張り出される。わたしは初心者グループだ。ま、しかたあるまい。メンバーは6人。さすが現役のトモコは上のクラスでした。

ジョルジュ(独) ベルギーに転勤になるので、昔おぼえたフランス語を引っ張りだしてきて、再挑戦することになる。年齢のせいもあり、多少苦しい。

ライナー(独) 業務でフランスの客と付き合う事がおおく、今回の研修費用は、会社負担。ただし、時間は自分の休暇。

マリアンヌ(24才、ノルウエー) おっとりとしているが、シンは強く、納得が行かないと食い下がってくる。とくに、設問のしかたがわるいと、譲らない。 ときどき、おもうとおりの表現がでてこなくてイライラする。学校の授業の補習という感じ。

イルバ(16才、ノルウエー) 大実業家の娘らしく、スウェーデンに城をもつ。金髪の、見るからに北欧人という容貌。マリアンヌとならんですわって、「ノルウエー(語)では・・・・」というのが口癖。 ふたりは、オリンピックにあわせてノルウエーを脱出して来たのです。

シン(46才、日本、会社員) ま、いい年して、とくにはっきりした学習目的もないのに、はるばるやってきた日本人の私。3週間もの休暇をとってきたこと自体、かれらの日本人にたいする常識をくつがえす物だったらしい。

キャロル(24才、英国) 別項参照。