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デジタルビデオと行くシルクロード
13、これが噂のバスだ

やっと 朝があけたばかりの8時にチェックアウトしたのに、朝食とキップの購入にてまどり、バスのところにたどり着いたのは、9時15分くらいだった。
どのレストランでも注文をうけてから、素材から調理し始めるので、出てくるまでに時間がかかるのです。写真のレストランの調理場は外にあり、屋外にも席があります。

写真1
朝食のために入ったレストランは千夜一夜物語の世界。他に食事中の客がいなかったので、注文するのに苦労した。(「あれと同じもの」という手口が使えない)

写真3

朝、バザールはにぎわっていました。
 

カシュガル行きのバスは ほぼつまっていて、補助椅子に座ることになった。12時間も補助椅子にすわっていくの? 荷物は、椅子の下に押し込む。休憩のときは、みなさん、その荷物を踏んで降りていく。

バスは定刻に数席の余席を残して発車。この余席は、途中から乗ってくる人のためで、どのバスでもこのようにしていた。
すぐに町を出て砂漠を走るのかとおもえば、1時間は郊外の町並みを走る。つまり、ホータンのオアシスはそれだけ大きいわけだ。
と、ポプラ並木で停車。別に異常には見えなかったのだが、故障らしい。
慣れた様子で運転手は、運転席の横のエンジンカバーを明けて作業を始める。この構造はとても便利で、夜でも荒天でも室内から楽にエンジンの修理ができるわけだ。


わたしは さっそく車外にでて 、用足しをする。パニックにならないように、「予防処置」だ。
と、バイクがよってきて、勝手に屋根に乗せ始める。バイクといっても125ccクラスだから、2人がかりでやっとひっぱりあげるくらい重い。車内にいると、彼らが屋根を歩き回る音で、ベコベコ、ゴトゴトと天井がぬけるのではと思うような音がしてくる。あとで見ると、2台のバイクが立った状態でロープでくくってある。道中の振動にもはずれないように固定するのは、大変なロープづかいだ。
  写真2
まだホータンオアシスから抜ける前に故障。車外で体を伸ばしている間にオートバイの青年がやってきて、バスの上にバイクを乗せてしまった。
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