カシュガル行きのバスは ほぼつまっていて、補助椅子に座ることになった。12時間も補助椅子にすわっていくの? 荷物は、椅子の下に押し込む。休憩のときは、みなさん、その荷物を踏んで降りていく。
バスは定刻に数席の余席を残して発車。この余席は、途中から乗ってくる人のためで、どのバスでもこのようにしていた。
すぐに町を出て砂漠を走るのかとおもえば、1時間は郊外の町並みを走る。つまり、ホータンのオアシスはそれだけ大きいわけだ。
と、ポプラ並木で停車。別に異常には見えなかったのだが、故障らしい。
慣れた様子で運転手は、運転席の横のエンジンカバーを明けて作業を始める。この構造はとても便利で、夜でも荒天でも室内から楽にエンジンの修理ができるわけだ。 |