それにしても よく揺れる 。(後から振り返れば、これはもっとも揺れない区間だったのではあるが)窓は、ガラスに直接取っ手をつけた、水平スライド式だ。ところが、この窓を半開き状態にすると、ガラスが無限の回数の振動を繰り返す。取っ手の部分に応力集中が起きるらしく、多くのガラスはそこからクラックが入っている。
このバスのガラスもテープで止めてあったのが、振動ではずれ、ついに窓ガラスが上下に分離した。危ないので、窓ガラスごとはずしたが、寒い時期でなくて良かった。
車メーカは、新車を開発したら、まずタクラマカン砂漠を時速100キロ以上で1周することをすすめる。これで設計上の弱点があらいざらいになる。まるで、「疲労テスト」、「ねじ弛みテスト」、「高温耐久テスト」そのものだ。 |