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デジタルビデオと行くシルクロード
16、「民族の十字路カシュガル」
朝早くタクシーで ホージャ墳に向かう 。途中、バザールの中心は、橋の付近であることを確認。まだバサールには時間がある。幸運にも今日は、日曜の大バザールの日だ。   写真1
ホージャ廟。
写真2
ホージャ廟で楽器を買いました。
  写真3
ホージャ廟。

写真4
人々はあらゆる移動手段で市場に向かいます。
  墓から 、ポプラ並木の大通りにそって歩けば、バザールに戻れるわけだ。
それにしても、すごい交通だ。ロバ車、トラック、トラクター、自転車、徒歩、ありとあらゆる手段で人々が、荷物が町に向かう。 どうやら、このあたりの商取引ほとんどがバザールという露天で行われているらしい。これが経済システムなのだ。しかも、外部とのやりとりは細い道路1本だから、このカシュガル圏のクローズドな経済だ。紙幣がどれもぼろぼろに疲弊している理由が分かる。この中で回転しているだけなのだから。
写真5
さあ、市場へ。
  写真6
さあ、市場は近いぞ。

そして 、それぞれの商品ジャンルで大体の取り引き場所が決まっている。材木エリアでは、皮を剥いたポプラの材木が大量に扱われている。
穀物は河原のグラウンドのようなあたり、香辛料は道端。 エレクトロニクスコーナーが面白い。ラジオやテレビが地べたに並んでいるのはいいとしても、ラジカセの基板や、プラスチックのケースの一部が売られているのをみると、何に使われるのか首を傾げる。
7、8人の男が輪になって、羊の取り引きもやっていた。ファッション関連の売り場では、女性が群がっていて、近づくことすらできない。
写真7
場所によって業種が決まっています。
  写真8
川原は穀物や家畜のエリア。

ここで 忘れられない光景を目にした 。羊をさばいている肉屋はどこにもある。皮を剥いた羊をまるごと荷台につけた自転車もめずらしくない。上から丸ごと皮を剥かれた羊がぶらさがった肉屋の店頭に2匹羊がつながれているのだ。もし羊に知性があったら、数時間後の自分の姿を目の当たりにして、気絶してしまうだろうに。
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