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デジタルビデオと行くシルクロード
36、パキスタンは隣国
、7時半にホテルの前に出ると、赤い軽トラタクシーがとまっていて、「空港か?」と聞く。
うん、というと「50元で乗せる」いうから相乗りすることにする。
ところが、この相乗りの相手がすごく、パキスタン商人のグループで、商品の荷物をぎゅうぎゅうにつめこみ、積み込作業のためなかなか発車出来ない。

別のシャレードのタクシーがいるので 、「あんたなら空港までいくらだ」というの50元だという。「おい、1人乗りも乗り合いも50元ということはないだろう、荷物を出せ、乗り換える!」と怒って見せる。
シャレードの運転手も来て、「この客は、おれの車に乗りたがっているのだ」と手伝うが、荷物ははるか奥で出せない。
わたしは、オーバーに不満の表情を表し、30元にまけさせた。これなら許せる。

隣に座ったパキスタン人は 英語を話した。ウイグル語も中国語もだめなので、ビジネスでは仲間の男が手伝うそうだ。
これから商品を運んでイスラマバードまでとぶ。さまざまな商品を双方向に運んで貿易している。損をする場合もあるが、ならして何とかいっている、という。

北京行きの 飛行機はイリューシン 。席は右の窓際。
トイレには、なつかしのボックスティシューが。ポケットと言うポケットにティシューを詰め込んだのはいうまでもない。
なにせ、シルクロードにはティシューがないのです! ホテルのトイレには1晩分しかない。水はなが出てくるようになったわたしは大いに困っていたのです。
  写真1
砂漠地帯を北京に向かうイリューシン。青い湖が見えますか?現在はボーイングが飛んでいます。

巡航高度になってからも 、白い天山山脈の端や、鉄道線路、そして動いているか止まっているか分からないような列車まで見える。
くばられたウイグル語の新聞を読んで、いや見ていると、肩をたたく人がいる。まさか、こんなところで知っている人に会うはずがない、と思うが・・・・

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