次は リムジンバス に乗らねば。一応、西単までいく民航バスに乗ればよいことまでは地球で調べた。16元でキップを買って、外のバスに乗り込む。走り出すと車内は真っ暗で、地図もみえない。何とも不安。
だいぶ走って、天安門が見えてきた。しばらくして西単終点だ。
下車すると自転車に乗らないか、とうるさくつきまとってくる。
あわてず、荷物を地面において、磁石を取り出して、地図と比べる。歩くと30分はかかりそうだ。ちょうどその時、大時計が22時を告げ、ガキのころから北京放送で聞き慣れた中国国歌が鳴った。ああ、ここは中国なんだ。
「xxホテルなら、40元だ」としつこく呼び込むが、「20元にしろ」「遠いから、30元だ」と平行線だ。以上、かたことの英語。
しかたがないので、30元で妥協して、夜の北京の町をちょうど15分間疾走してもらう。この自転車の「人力車」は、漕ぐほうもなかなか大変である。
というわけで、無事、予約のあるホテル着。なかなかいいところで、フロントには日本人がいる。その人は、自転車の方がタクシーより高いことを教えてくれた。これは予想外であった。 |