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【なぜトラムか】
欧米では、LTRという呼称で市内電車を復活する動きが盛んである。フランスでも、ソトラスブールなどが成功例とされている。
現在のニース市内の公共輸送手段はバスのみ。そこへ大量の乗用車が流れ込み、 渋滞と駐車場不足の問題を引き起こしている。
これらの問題を市電を導入することにより解決しよう、というわけである。 路線を見ると、住宅地域と市街地が結ばれることがわかる。
【路線と完成の順序】
路線は全部で3つ。
計画によると、1号線、2号線、3号線の3つの路線ができるはずです。でも、とりあえず2号線、3号線のことは忘れてしまいましょう!
- 04年末
- L'Arennas (空港の近く)と Ile de Beaute広場(港のこと)の間のバス専用レーンの供用。
⇒供用中。(将来、2号線になる)
- 05年末
- L'Arennas と CADAMの間のバス専用レーンの供用。
⇒供用中。(将来、2号線になる)
- 07年11月
- 1号線のComte de Falicon と Pont Michel の間の供用が始まりました。
- 10年
- 2号線のバス専用レーンがトラム化される。あわせてカーニュまで延長。
【完成後の旅行者への恩恵】
現在運行しているのは1号線のみ。1号線はV字型をしており、Vの底がマセナ広場。
てっとり早く言うと「国鉄駅から400mほど歩いてメドサン通りに出ると停車場がある。
そこから乗るとマセナ広場、左に折れてバスターミナル、旧市街、ガリバルディ広場にたどり着ける。
まあ、旅行者に役立つのはこの範囲だけでしょう。
【1号線、いよいよ運行開始】
07年11月に開通した1号線の路線はU時の形をしています。「山から下りてきて海にタッチして山にもどる」というルートです。
路線図を見る
我々旅行者は「山の手」に行くことはあまりないと思います。また、「山の手」には雰囲気の良くないところもあるので、気をつけましょう。
で、1号線の利用価値ですが、そこそこ大きいと思います。
たとえば、駅前から海やバスターミナルへは徒歩圏ではありますが、近くもありません。
そういう時は駅を出てバス通りを左に400mほどいったメドサン通りにある「Gare Thiers駅」からトラムに乗りましょう。
「Gare Thiers駅」を出たトラムはマセナ広場まで下り、そこで左に曲がります。
なので、海へ行くには「Massena駅」で降りましょう。バスターミナルや旧市街へは「Cathedrale Vieille Ville駅」下車です。
朝の4時台から夜は24時台まで運行されており、日中は7分に一本と頻発。なかなか便利ですね。
切符は市バスとおなじですから、市バスに乗る間隔でいいでしょう。停車場には切符の自動販売機があります。
【空港へは来るのか?】
2号線は空港近くへ来るが、空港まであと400mほど不足。 スーツケースをもって歩くにはちと遠い。
たぶん、ターミナル間を結ぶバスが回ってくれることになるのでは?
2号線はほぼ海岸に平行して Ile de Beaute 広場(港のこと)まで行くので使い物になるだろう。
しかし、空港からホテルへ行くなら98番のバスのほうがまだ便利かもしれない。いずれにせよ、遠い将来の話です。
【トラムの速度は遅い?】
トラム工事の先陣を切って、一部にバス専用レーンができ、供用されている。このレーンは将来軌道になるという。
アレナス付近から市内にかけて専用レーンを走るバスに乗ったが、信号が多いのでとにかく遅い。
トラムになったら、バスよりさらに遅くなると思われる。つまり「トラムはのろい」と割り切った方がよさそうだ。
【パブリシティ】
当局は専用ウエブサイトを作って工事の進捗やバスの迂回運転についてPRしている。
http://www.tramway-nice.org/
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